神綺☆上海☆齊王

徒然なるままにグリモワールを開いて、心行くままに能力を振るえば、異世界の中で従者たちが現れては消えていくさまを眺めるしか叶わぬと思う。
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レミリアと八神はやての中国制覇 第2話

伏線回収を必死で行っていたら遅れました。

嘘です。サボっていました。すみません。
―281年5月。
レミリア・スカーレットは決戦の火蓋を切る―

―曹操視点―


敵軍との軽い衝突があってから一月が経ち、偵察から新勢力の大軍がこの陳留城に向けて進軍しているとの報告があってから軍内部が更に騒がしくなった。
「そうか。新勢力が動き出したか…」
「『そうか』ではありません!!早く迎撃の軍を用意をして下さい!!」
儂は冷静を失わないように意識しながら新勢力軍の陣形と配置が記された地図を覗く。
ははは。これなら郭嘉が焦るのも当然だな。
敵の数は軽く見積もっても2万はある。大体我が軍の半数といった程度か…。
いや、増援も考えるとかなりの苦戦を虐げられるな。
軍の大半を送り込めば負けないかもしれんが、小沛からの奇襲に対応できなくなってしまう。
ならば手堅く篭城戦か?
いや、それだと町が1つしかない我が軍が不利になる一方だ。出来れば避けたい。
理想は少ない兵力で全滅まで追い込むことだが…罠でも仕掛けない限り厳しいな。
・・・・となると。
「荀」
「はい」
「全軍に伝えろ!"我が軍は戦が終わるまで防衛に徹する"と!!」
「わ、わかりました!!」
荀は儂が命令すると突風の如く走り去っていた。
不安が胸の中に蓄積されていくのが嫌でも感じられる。
しかし、妹紅殿から呂布を超える猛将が募っていると言われた新勢力軍。
幸い。北では黄巾賊、西では董卓軍が暴れてくれているお陰で新勢力軍に全力を注げる。
初陣が勢力存続を懸ける戦になるとは…困った世の中になったものじゃ。


――――


―なのは視点―

「スターズ隊が先鋒を取るの?はやてちゃん」
「そや。『一撃必倒』『全力全開』を掲げるスターズ隊がベストだと決まったんや!」
いきなりはやてちゃんの呼び出しを受けて演習場に行ったら聞かされた唐突な攻撃命令。
私は困惑を消せない、たった3人で4万もある軍勢に立ち向かうなんて無茶だよ!!
ここには、はやてちゃんと私を除いて2人居る。
見た感じ、軍師に任命されたティアナには内政を任せているみたいね。
そうじゃないと、あのティアナが認める筈がないよ!!
「無謀だよはやてちゃん!!幾ら単独任務を得意とする私たちでも4万相手では――」
徴兵を怠っているこの勢力に対する皮肉も込めた訴えだったんだけど、最後まで言い切れなかった。
「その問題は解決しているわ。私の人形の幾つかを貴女の傀儡として預けるわ」
短く切っている金髪の少女の前に突如、大量の兵が現れる。
見間違いなのか、その兵らは幼少時の私の姿に酷似していた。
「私の技術なら貴女そっくりの人形を作ることなんて造作もないわ」
金髪少女もといアリス・マーガトロイドは誇らしげに言い切った。
まぁ・・・・これなら勝てるかもしれない。
私が安心したのを見極めたのか、はやてちゃんが声高らかに宣言した。
「大丈夫やな。ほな、スターズ隊は明朝に攻撃開始!作戦も策もいらへん!!思いっきりやったれい!!」
これで私は納得したが、他の二人は納得していない様子だった。
「策もいらないって・・・・。私の人形をなんだと思っているのかしら」
そう言って溜息を吐くアリス。
「こんなやり方でも買ってしまうと運命は告げているわ。はぁ、紫は一体何を考えて・・・・」
その隣で同じように溜息を吐く君主レミリア・スカーレット。

この後、スバルとティアナを呼び出して私そっくりの人形との模擬戦を中心とした共同訓練を暗くなるまで行った。
訓練してわかったけど、人形の個別での戦闘力はティアナに少し劣る程度。
デバイスも一般的なミッド式のデバイスに似たもので砲撃が打てる芸当しかできないみたい。
それでも例外はあったみたいで、エクセリオンモードのデバイスを持った人形が数体いた。
その子たちは全てスバル率いる突撃部隊に組み込ませて近接戦闘中心の訓練を行った。
ここで、明日の戦いの前に各役割を確認っと。
まず、ティアナの部隊が幻術を駆使して敵の動きを止めさせる。
次に私の部隊が砲撃で相手の城壁を破壊すると共に、前方に空きのスペースを作る。
最後にスバルの部隊が壊した壁から城内に侵入!総大将の曹操を捕まえて敵を降伏させて終了。
これでいけばいいかな。

朝日が現れ空を染める紫が薄くなって来た頃、私たちは出陣した。
先鋒はティアナ、城壁破壊の私が中列、奇襲を仕掛けるスバルは後方で隠れながら進軍している。
出陣した当時は私たちの距離はさほど離れておらず、世間話を楽しんでいた。
でも今はティアナを前に行って貰ったのでスバルと話している。
けど、それもティアナが戦闘に入るまでの間だけど・・・・。
「しかし驚きました。まさか兵が全て幼き頃のなのはさんそっくりな人形でしたとは」
スバルが自分の後について来る個々の個性を持たない部下達に振り向いて苦笑した。
「それは仕方ないよ。はやてちゃんが人形遣いさんに『扱いやすくて単身でも戦えて多少の無茶も出来る人物』って言われてイメージしたのがこれだったなのだからね。扱いやすいという部分が気に喰わないんだけど」
「確かに『扱いやすい』を除けばそうですけど・・・・。なんかやりにくいんですよね。人形だとしてもなのはさんに指示するのには抵抗がありますよぉ・・・・」
スバルは下を向いて士気が下がっているようなので制しておく。
「だったら部下じゃなくて仲間として見ればどうかな?ほら、それなら上下関係ないと思うんだけど」
「でもぉ・・・・」
「『でもぉ』じゃないの!今回の戦いは私たちだけしか戦わないのよ。それに、スバルには最後の大役がある。スバルには気が抜けても成し遂げられるのかな?」
勿論、最後に笑顔も付け足す。
「いいいえいえ!!しっかり割り切っておきます!!」
よかった。最後の追い討ちが効いたみたい。
これでスバルもティアナ同様、私そっくりな人形を手駒として扱ってくれそう。
安心して一息つくと眼前にモニターが出現。そして、モニターに映されたはやてちゃんから伝令が言い渡される。
「なのはちゃん。ティアナが敵の部隊と衝突したん!!!」
あれ?こうしている間にティアナが戦闘に入っちゃったのか。
「どうしたのですかなのはさん?」
ま、残念だけど・・・・これも戦闘中だということで!!
「スバル。早速こちらも動くよ」
「はい!!部隊を隠させてもらいます!!」
私が気を引き締めた声で伝えると、スバルはいい返事をして光とも言える速さで部隊を近場の森に隠した。
さて、こちらも準備しないと・・・・。
「さぁみんな!!!私が合図をしたら一斉射撃!いつでも全力全開で撃てるように今から構えたまま待機!!」
「「「なの!!!」」」
約1000という者たちが一斉に杖を構えることで周囲に機械音が響く。
今ではすっかり慣れてしまったけれど、初めの頃は圧倒されていたなぁ・・・・。
宙に浮かぶ一人の女性。
こんな光景を相手の大将さんが見ちゃったら驚くよね。
人形に飛行能力が備えられていないのが幸い・・・・かな。
その所為で撃てる場所が一部に限定され、しかもティアナによる陽動が必要になったのは悩みの種だけど。
・・・・そろそろ頃合よね。
「みんな!今だよ!!!!」
「「「なの!!!」」」
私の足元よりも更に下に両翼広げた陣を敷いている人形の部隊から一斉に光が打ち出される。
標的は城壁上部、そこならティアナに害を与えることなく敵を損傷を与えられる。
尤も、私が撃ち出すのはそこではない。
私たちが居た城・・・・汝南でもそうだったけど、この時代の城は城壁の中に街を形成している。
そのため、無闇に城壁に壁を空けて攻め込んだとしても、その場所が宮廷に繋がらないと作戦の成功確率が下がってしまう。
だからこそ、城壁上部に撃たれたことで僅かに生き残った兵に道案内をさせてもらうわけなの。
・・・・ここかぁ、隠れながらやっているみたいだけど空を飛んでいる私には意味がないよ。
レイジングハートを砲撃モードに変更、照準、リロード・・・・。
ここまで手際よくこなすと、射出部の前方に桃色の光弾が現れる。
「ディバイィィン・・・・バスター!!!!」
怒濤の叫びに応えるかのように飛び出た光線は、宮廷近くの城壁を半壊させるまでに至った。
吹き荒れる粉塵、飛び舞う石、響き渡る絶望、後退する一部の軍勢。
もしかたら、もう一発撃てば素直に降伏してくれそうな気がした。
だけど、今はスバルの番。
部隊のみんなと一緒に休憩を取って報告を待つだけなの。


――――


「報告。敵部隊によって城壁が破壊された模様。司馬師様、司馬炎様の部隊は撤退を始めて城内の修理に入る模様!!」
「は?」
伝令の報告を聞いた荀は開いた口が塞がらない状態に陥った。
最前線で夏候淵の補佐を勤めていた荀には、なのはの存在まで気が配れなかった。
「どうなさいます?」
策を求める部下に直ぐに答えられず、荀は顔を下げてしまう。
「(眼前の敵は明らかに少数。下手したらこちらの倍以下なのかもしれない。しかし、忌まわしい幻術を破らないことには・・・・)」
荀にとって、なのはの強襲は後にやってくるであろう敵部隊を叩けば問題ないと踏んでいた。
そのため、今は眼前のティアナが幻術であたかも大軍に見える部隊を倒すことに思考を練る。
「ちっ!また幻か!!どいつもこいつも同じ姿しやがって・・・・せめて色違いにしろよ」
前方で奮戦している夏候淵が刃を振り回しながら愚痴をこぼす。
ヒントがありそうな一言だったが、荀にとっては充分過ぎるほどの言葉だった。
即座に周囲の弓兵を掻き集めて指示を行い、頃合を見計らって号令を掛ける。
「なの?!!」
人形は天から降り注ぐ矢の雨に動揺し、直撃とは言わずとも当たってしまう。
ティアナの部隊を満遍なく覆いつくした矢によって幻影は全て消滅、曹操軍の前でその脆弱な姿を顕わにしてしまう。
「くっ!!」
ティアナは慌てて幻術を大量に展開、しかし魔力を使い果たしたティアナは事実上の戦線離脱を受けてしまう。
だからティアナは人形たちに突撃命令を与えた。同じことをさせないために。
多少の兵が漏れてしまっても構わない。作戦はフェイズ3に移った。スバルの行動に支障がなければよい。
一方、曹操軍は再び現れた幻影の大軍に士気を下げられる。
その中、夏候惇隊、司馬懿隊、トウ艾隊がティアナ隊を突破して敵本陣へと進軍した。
「くそっ!また幻を出しやがったか!!」
「ご安心下さい夏候淵殿。直に見分けがつくようになります」
「冗談吹かしてんじゃねーぞ!!」
郭嘉の目の前に夏候淵の刃が一閃し、怪しげな雲行きになりそうになる。
・・・が、それも僅かの出来事であった。
「なの??!」
矢が刺さった人形に変化が訪れる。
正確に言えば、人形が身に着けている衣服が矢が刺さった部分だけ黒く滲んでいるだけなのだが・・・・。
「・・・・まさか!!」
ティアナもこの異変に気づき、慌てて地面に刺さっている矢を一本だけ引き抜き確認する。
ティアナの目測は当たっていた、鏃は墨で浸かっていたのか漆黒に染まっていた。
そして後押しなのか鏃の付け根には青い飴が塗られており、ティアナがそれを握ると直ぐに液状に溶けてしまった。
人間に刺さったならば、吹き出る血液の温度で溶けてしまい目立ってしまうだろう。
ここまでは予想できなかったわ、とティアナは実行した人物に感服した。
今から指示を掛けて幻影を出そうとしても意味がない。既に曹操軍が本物の人形たちと戦っている。
幾ら個々の戦闘力が高いなのはを模した人形であれ数の暴力には叶うほど強くない。
間合いを許してくれないと一騎当千なんて夢の中の夢の話。
計画は第3段階に移行している。つまり、ティアナの役目は終了したと言っても過言ではない。
ティアナはそこまで悟ると、敵の大軍に背を向けた。

指揮官であるティアナを失った人形部隊は酷い有様だった。
初めに幻術の恩恵を完全に失ってしまい、完璧に不利の状況に陥った。
その後慌てて逃げ出そうとするが、ジョウケン近くで偶然にも前もって仕掛けられていた落とし穴に嵌り半数以上がフルボッコにされる。
残った人形はなのはの部隊に合流しようとするが、本陣(因みに、なのはの部隊は現代の戦闘形式を行っているので拠点や本陣の場所は確定していない)と勘違いしたトウ艾隊となのは隊の戦闘に巻き込まれてジャンクにされた。
一方、敵の最前線を追い払った曹操軍は一部の兵を前方に向わせて破壊された城壁の修理や配置の立て直しを行った。
なのはが戦闘に入ったお陰で、スバルへの通信が1時間程遅れてしまう。
伝令を受け取ったスバルが勝手に「いくよ、相棒」とか言って城に向けてウィングロードを展開して突撃する。
事実上の自動車走行状態のスバルと徒歩の人形部隊。
差は恐ろしいスピードで伸びていき、人形が城に着いたのはスバルが城に着いた5日後だったという。


――郭嘉視点――


私は目の前の現実を否定したい。
誰でもいいから、この悪夢から覚ませてくれ!!
一兵士が覚ませてくれたなら、金100を授けよう!
文官が覚ませてくれたら、私の副官に任命させます!!
武官が覚ませてくれたら、次の戦の先鋒を勤めさせましょう!!!
曹操殿が覚ませてくれたら、私の全力を尽くして三国から才あるものを掻き集めてくれましょう!!!
無論、前言撤回はこの名に懸けて致しません!!
しかし・・・・・・・・私は悪夢から覚めることができなかった。
それどころが、飛んできた壁の破片が頬をかすり痛みという名の絶望を囁いてしまう始末。
何度否定しても現実だと理解するのには時間が掛かってしまった。

気を取り直して目の前の状況を確認する。
初めに、本来壁がある所に抉り取られたかの様な出入り口が存在している。
それにご丁寧に光の道が城まで敷かれている。
敵の新兵器の威力?いや、術の類か?
いずれにしても、私の想像を遥かに一時だったことには変わりない。
私もそろそろ潮時なのかも知れない。
・・・・なんでもありな状況だと思ったら負けなのでしょう。
ここは現状維持を最優先に重んじるのが正解なのかもしれません。
敵はこんな派手な奇策を打っておきながら何故か外壁だけ攻撃した。
これは明らかに戦後の復興作業を省く意思が大きく、我が軍を降伏させる為に行った脅しだ。
弩の矢の速度を利用した矢文による伝令によると、敵の前線部隊は壊滅させたとのこと。
今考えれば、新勢力は突如出来上がった国。
無論、私たちや他の勢力のように初めから民たちに名の知れた人物が太守をしている訳ではないから民心を掴んでいるのかも疑問視してもいいところ。
近隣勢力との外交に力を入れているなどの敵の兵力不足を悟らせるような報告は戦前に何度か耳にしている。
となると、相手は今回の戦には初めから少数精鋭による奇襲作戦を仕掛けたと考えるのが常道。
この結論が出したことで私ができる行動は一つだけ!
早速、勢い良く振り向いて威厳がある声で命令する。
「全軍に通達せよ!"前線部隊のみを待機状態で残して城内に撤退し城壁の修理に勤めるように"と!!」
「はっ!!」
私の後方に控えていた数人の伝令を授かった兵は台風の如く走り去っていく。
伝令を送った私は玉座の間に控えていた呪術師達に例の札に念じさせるように仕向けた。
前線には荀殿や司馬懿殿が居られる。下手な攻撃は制してくれるだろう。
この調子なら、充分に防衛できそうだ。
暫しの間休憩しようと思った矢先に壊された城壁が騒がしくなる。
興味が沸いたので覗いてみると、身に覚えのない服装を纏った人間が尋常ならざる速さで城に向っていた。


――――――――

スターズ隊VS曹操軍
本来だったならばこれで終わらせたかったです。(でないと閑話が書けなくなりますし…)
曹操軍武将のキャラは荀と郭嘉程度しか固まっていませn(待て
これから暫くの間は活躍するというのに…。
ま、次で決着がつきます。

ではでは~
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